黄綬褒章を受章いたしました
令和4年11月 布谷 博 氏(秋田電気工事協同組合理事長)
黄綬褒章(おうじゅほうしょう)は「業務ニ精励シ衆民ノ模範タルベキ者」に授与される。「農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する方」に授与されると説明する。1955年(昭和30年)、褒章条例の改正により紫綬褒章とともに制定された(昭和30年政令第7号)。同年には、多年にわたり水稲農作技術の向上に努力した北海道の天崎正太郎が受章第1号として授与された。以後、毎年500人から600人が受章している。2003年(平成15年)の栄典制度改正では、「第一線で業務に精励している者で、他の模範となるような技術や事績を有する者を対象とし、受章者数の増加を図る」こととされた。
秋田電気工事協同組合の運営に尽くした功績
電気工事のプロとして自社工事会社を設立し、瞬く間に成長させる傍ら、所属する秋田電気工事協同組合の理事長として、高齢化による脱退組合員や担い手不足による組合員の減少で、運営が厳しくなってきていた組合を立て直し、さらに組合員個々の経営の安定に尽力した。
また、電気工事業界内他団体への防犯灯LED 化ESCO 事業を浸透させた功績として、同組合が協同組合としては全国初の取組みであったことから、秋田県内の各市町村の地域を管轄する同業団体でも取組んだ他、そのノウハウは、青森県や新潟県をはじめ全国的な広がりをみせることとなった。
さらに、このESCO 事業においては、全日電工連で組織活性化事業で優良賞に輝き、照明学会から照明普及賞を受賞している。